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介護力向上委員会

サン豊浦では、「今日より明日の笑顔を増やすため」~自立支援プロジェクト~を目標に、介護力向上委員会を行っています。
介護力向上委員会の活動について、紹介していきます。

トイレに行きたいを叶える活動

「おむつじゃなく、トイレに行きたい」という気持ちを叶える、それが私たちの取り組みの重要な目的の一つです。今回は、おむつをはずすことのできた利用者様の声を紹介します。

利用者の声

  • 「以前、おむつだった時は嫌だったねぇ・・・なんにもできない人と思われて・・あっち向いて、こっち向いてとベッドの上を転がされて・・・」
  • 「サン豊浦に入所して、その日に紙パンツにして、車イスでトイレに連れて行ってもらって・・・座らせてもらった。とても自身になった。そして自分自身がやさしくなった気がする。」
  • 「今では厚めの布パンツにパットだけになった・・・まだ一人ではトイレに行けないけど、頑張ろうと思う。ご飯もおいしく感じるようになったよ・・・」

施設内での工夫

  • 便秘にならないために水分、運動をしっかりと!
  • トイレに座れば、行きたい気持ちも戻ります。
  • 本人のトイレに行きたい時を知る職員が、速やかにトイレに誘導します。
  • 歩けない方も職員が安全にトイレに誘導します!
※サン豊浦機関誌”丘の灯24号”より

最期を迎える時

「あなたは最期をどのように迎えたいですか?」
ピンピンコロリを願っていても、そう上手くはいかないものです。
だとしたら・・・

どんな状態でもいいから長く生きるのがよいのか・・・
その人らしく逝くのがよいのか・・・

高齢になると、病院へ行っても願うような回復を見込めないことが多い・・・
命を助けるために鼻や口から呼吸や栄養補給の為の管を入れるなどし、最善を尽くすのが病院の役目・・・
最後の最後で望んでいない入院となる人も・・・

”自然な最期を・・・”と希望し、住み慣れた人や環境の中で看取ることに理解していた家族でさえ、「本当にこれでよいのか?」と日々迷い、意志が変わるなどし葛藤が尽きません。
当たり前のことです・・・

サン豊浦では、本人や家族の希望に添った、苦しみを和らげることを役目とし、
お一人お一人の心の声に耳を傾け
お一人お一人のいのちに寄り添い
悩み・戸惑いながらも悔いが残らないよう看取りケアに取り組んでいます。

※サン豊浦機関誌”丘の灯25号”より

3つの委員会について

”誰もが気持ちよく過ごす事のできる施設”を目指して、3つの委員会を立ち上げました。

1.夢実現委員会

妻の故郷 岩手県宮古島へ職員も一緒に帰省しました
  • 昔よく行っていた〇〇家で牛丼を食べたい。
  • 趣味だった釣りをやりたい。
  • 身体が不自由になり帰省していないけど、懐かしい故郷に帰りたい。
  • 住み慣れた家に帰り1日過ごしたい。など

2.接遇・介護マニュアル委員会

マニュアル作成奮闘中!!
  • 介護(ケア)の質の低下を防ぎます。
  • 職員がマナーを守ること(表情・態度・挨拶・身だしなみ・言葉遣い)で、利用者の快適な生活につなげていきます。
  • 心地良い接遇とは・・・を常に考え、確認・指導を行います。など

3.環境整備委員会

自宅と同じ畳の生活に変えました
  • 利用者様個々に合った住まいを考えます。
  • ベッド周り、タンスの上はいつもきれいにしていたい。
  • ベッドより畳で寝たい。
  • 建物中に居ても、月日や四季を感じて生活したい。など
今年度は夢の実現・接遇の向上・環境の整備にも力を入れ取り組んでいきます。
ご意見・ご要望がありましたらお聞かせください。

※サン豊浦機関誌”丘の灯26号”より

より良い接遇向上をめざして

身だしなみチェックリスト
『職員がマナーを守ることで、利用者様の快適な生活につなげていく』
これが重要な目的の一つです。今回は、その取り組みを紹介します。

まず、「職場としてふさわしい身だしなみとは?」
原点に戻り、身だしなみチェックリストを作成しました。

  1. どういうふうに進めているの?
    ⇒月2回、職員間で項目ごとに確認しています。
    皆で確認することによって、一人一人の意識づけにつながっていきます。
    「爪は伸びていませんか?」など、チェックリスト項目は14個あります。

  2. チェックリストの他に何があるの?
    ⇒「身だしなみのポイント」を掲示し、どこに注意すべきか分かるように周知しています。
身だしなみのポイント
いつでもどこでも確認できるように、施設内で何か所も掲示しています。

確実に身に着けて欲しいと願い、このような積み重ねを大切にしています。ご意見・ご要望がありましたらお聞かせください。

※サン豊浦機関誌”丘の灯27号”より
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